文鳥が口を半開きでハアハア呼吸している状態は、緊急を要するほど重症である場合が高いです。
基本的に文鳥は口を開けて呼吸する動物ではないため、口を開けっ放しでいるのは、何かしらの病気である可能性が高いといえるでしょう。
また、病気ではなく、生活環境や一時的な体温上昇による場合も口を開けるケースもあります。
ここでは、口を開けている文鳥の状態についてご紹介します。
病気による開口呼吸と体温調整
様々な原因により、口を開けっ放しで息をすることを開口呼吸と呼びます。
原因はことなりますが、息苦しい状態となり、半開きで連続的に呼吸をおこないます。
文鳥があくびを頻繁に繰り返している様子も、体調の異常を示しており、適切な対応が必要です。
病気や寄生虫が原因
元気がないやエサを食べないにくわえて、口を開けて息をしている場合には、肺炎や貧血、気嚢炎などを発症している可能性が高く、また寄生虫が喉に寄生することで息苦しさを覚え、開口呼吸をしている場合もあります。
頻繁にあくびを繰り返している場合には、食べたエサがそのうで炎症を起こしている「そのう炎」の恐れがあります。
ストレスの排除と水分を含んだ良質のエサで改善されますが、どのケースにおいても専門医で早急に診てもらうことが必要です。
口を開ける体温調整
食欲もあり、放鳥のとき元気に飛び回って遊んでいる場合には、病気の心配はないでしょう。
運動により一時的に体温が上がったため、ハアハアと口を開けっ放しで呼吸をおこない体温を調整しています。
ケージを置いている室内の温度が高すぎるときにも、開口呼吸で体温調整をします。
室内温度を下げる、別の場所にケージを移すなどの対応を心掛けましょう。
まとめ
ここでは、開けっ放しや半開きに口を開ける文鳥について紹介しました。
命にかかわる重症な場合と体温を下げるために口を開けている場合がありました。
これらの違いを判断するには、普段の食欲や元気なときの状態を知っておくことが大切です。
文鳥と接する日常の姿を観察しておくことが重要ですね。