飼っている文鳥の指が変な方向に曲がっている、このような光景を目にした場合、パニックになり動揺してしまいますが、落ちついて状態を確認しましょう。
骨折によるケースもありますが、ほかの疾患が原因の場合もあり、適切な対応が必要なためです。
このとき、知識のない者が誤った処置をおこなうことは、指が曲がらない状態になる恐れがあるため控えるべきです。
ここでは、文鳥の骨折について見ていきましょう。
文鳥の骨折の原因と治療方法
神経や筋肉の疾患、骨と関節の疾患などにより、脚や指に異常を起こす場合もありますが、折れた指先がブラブラする、考えられない方向に曲がるなどの場合は、骨折している可能性が高いです。
飼育下の文鳥のため、骨折をする場所は室内に限られますが、その原因は様々です。
文鳥の骨折の原因
放鳥時における、さまざまなアクシデントが骨折の原因として挙げられます。
誤って踏んでしまう、ドアに挟んでしまったなど、人間側に問題があるケースが多いです。
症状としては、脚を引きずるやプラプラさせているにくわえて、指が異常な方向に曲がる、正常に曲がらないなどが挙げられ、黒ずんだ内出血や腫れも確認できます。
骨折の治療方法
獣医師など専門家による治療となり、レントゲンや検診で骨折の状態を確認します。
ピンを入れて固定し、包帯を巻いて固定する処置が一般的で、期間は1週間~2週間ほどです。
骨折の状態によっては、回復までに数ヶ月を要するときや、切断を覚悟する場合もあります。
完治するまでは、ほかの文鳥や鳥との接触を避けるために別のケージに移した方が良く、大きな身動きをさせないために、小型のプラスチックケースを用いることも有効でしょう。
まとめ
ここまで、文鳥の骨折について見てきました。
生き物を飼う上で、トラブルは付きものです。
傷や骨折をさせないために放鳥を控えることは、文鳥にストレスを与えるため逆効果です。
放鳥するときは、アクシデントに十分に注意するとともに、万が一骨折したときは早急に病院で診てもらいましょう。