文鳥の鳴き声はスズメに近く、オウムなどよりも穏やかな鳴き声をしています。
そんな文鳥の鳴き声も、時と場合によっては、うるさく感じさせることもあります。
ペットとして親しまれてきている文鳥の鳴き声の魅力と困った時の対処法について調べていきます。
文鳥の鳴き声の種類は?呼び鳴きに悩まされた時の対策は?
私たち人間も喜怒哀楽によって、顔の表情はもちろん声のトーンまで変わります。
さて、それは動物であっても同じこと、文鳥はその鳴き声によって気分を表現しています。
そこで今回は、文鳥の鳴き声の意味と呼び鳴きへの対応について紹介していきます。
文鳥の鳴き声、4種類!いったいどんな意味があるの?
まず、飼い主に構ってほしいと訴えている、恋愛の季節が始まった時は、「キューキュー」と鳴きます。
ちょうど仔犬が甘えた時に、前足を寄せて出すような声に近い行動と言えます。
次に、2羽で飼育している場合に、コミュニケーションをとっている場合は、次のように鳴きます。
1羽が「ポポポポポ」と鳴けば、もう1羽は「ピピピピピ」と鳴いて返します。
これは文鳥の間で、何らかのメッセージを送っていると考えられます。
そして、怒っている、あるいは、何かを威嚇している場合は、「ゲルルルル」と鳴き始めます。
こう鳴きながら、頸をくねらせていたら、怒り心頭の状況ですから、むやみに触れないようにしましょう。
最後に、自分の要求を伝える時に発する鳴き声、これは「呼び鳴き」と言われています。
呼び鳴きは、「チッチッ」と強く、まるで舌打ちをしているかのように聞こえてきます。
文鳥の呼び鳴きはクセになるの!対策はないの?
飼い主さんに自分の思いを分かってもらいたくて、「チッチッ」という強い鳴き声をあげます。
しかし、この鳴き声がいつも続くとさすがに近所の人に迷惑をかけたり、飼い主さんがまいったりしてしまいます。
そこで、この呼び鳴きを改善するための秘策があります。
文鳥が呼び鳴きをしたら近づくのではなく、距離をとるようにします。
そして、落ち着いて静かになったらおやつを与えるようにします。
すると、しだいに呼び鳴きをするとおやつをもらえないということを学習していきます。
逆に、穏やかにしていればいいことがあるということを学んでいきます。
まとめ
動物も喜怒哀楽を鳴き声によって示しているとは、思いもしませんでした。
呼び鳴きを抑制するためには、条件付けを行うことが大切です。
文鳥にとっても、飼い主にとってもストレスフリーな状態が居心地の良い場所となると思います。