そもそも、文鳥に、水浴びは絶対的に必要なのでしょうか?

「水浴びで羽についているダニを落とす」とか、「新陳代謝にとっても水浴びは必要」など言われていますが、健康な鳥ならば、几帳面に羽繕いすることで自分の体を常に清潔に保つものです。

「文鳥は水浴びが大好きな鳥です」と飼育本には書いてありますが、水浴びが大好きな子もいれば、あまり好きでない子もいます。

水浴びするかしないかを飼い主さんが決めるのではなく、文鳥の自主性に任せるのが一番です。

文鳥 水浴び しない 嫌がる 陶器

文鳥が水浴びしない、嫌がるときは?容器は陶器ORプラスチック?

最初から水浴び大好きな文鳥もいれば、初めて見る水浴び容器を見て怖がって近寄らない子もいます。

また、室温が低すぎて水浴びする気分ではないのかもしれません。

水が冷たすぎても敬遠するようです。

勿論、愛鳥の水浴びする姿を眺めることはとても楽しいものです。

水浴びすることでストレスを発散できるとも言われます。

ですが、無理に水浴びを覚えさせようとはしないことです。

文鳥が水浴びしない、嫌がるとき

「文鳥は水浴びが大好き」と飼育本には書かれていますが、個体によって差があります。

無理に水浴びさせると強いストレスがかかり、今後二度と水浴び容器に近寄らなくなるかもしれません。

それどころか、飼い主さんにも敵意剥き出しになりかねません。

くれぐれも無理強いは禁物です。

まずは、文鳥が水浴びしたくなるような環境作りから始めます。

冬場であれば部屋を暖かく保っておく、冬場でなくとも夕方や夜を避けて昼間の暖かい時間に、などです。

ケージの中に予め水浴び容器を設置しておけば、自然の流れで水浴びしてくれる子もいますし、ケージの中の水浴び容器には見向きもしなくとも、外付けのタイプであれば抵抗なく入る子もいます。

また、放鳥時に、部屋に洗面器を置き、洗面器の底から2~3センチほどの水を入れておいて、飼い主さんが指先でちゃぷちゃぷしながら、「ほら、気持ちいいよ~」などと声掛けして誘ってみるのも一つの手です。

万が一の事故(溺れて亡くなる)を防ぐためにも、飼い主さんの監視下で水浴びを見守るのがベストです。

飼い主さん大好きの子は、飼い主さんが手の平ですくった水の中で水浴びすることもあります。

水温が冷た過ぎても文鳥は嫌がるかもしれません。

ですが、水浴びに使うのはあくまでも「水」!

決して、文鳥に「お湯」を浴びせたりしないようにしてください。

文鳥の体調が悪くなります。

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水浴び容器(陶器、プラスチック、タッパー改造自家製容器など)

水浴びが好きな個体であれば、大して容器の選り好みはしないと言われていますが、今まで使っていた物とはあまりにもかけ離れた容器は避けた方が無難です。

  • 陶器製

定番の水浴び器。

どっしりと安定感があり、洗いやすく、いつでも清潔に保てます。

置き型タイプのため、文鳥が豪快に水浴びするとケージ内の床はビッチョビチョ、糞が混入して水が汚れてしまう、などのデメリットはあります。

  • プラスチック製

商品化されている水浴び器。

割と小さめの物が多いです。

狭いので、文鳥が中で足を滑らせて溺れる可能性もありますので、透明部分から文鳥が水浴びしている姿を飼い主さんが見守るのが安心ですし、楽しいです。

水が飛び散らないように工夫している商品が多いです。

すぐにぬるつくのでこまめに洗いましょう。

  • タッパー改造自家製

商品化されている水浴び器では、どうも文鳥の使い勝手が悪そう、狭そうと思った方が、100均で買ってきたタッパーの容器を切って改造し、文鳥用の水浴び器にしたものです。

一羽だけで広々と使え、文鳥も満足そうです。

  • 陶器製の大きめの器

複数飼いの文鳥たち向きです。

部屋に置いておき、放鳥時に勝手に水浴びするのを待ちます。

何羽か入って仲良く水浴びする姿が見たいのに、仲の悪い文鳥同士は水浴びという究極のリラクゼーション中でも喧嘩が絶えません。

威嚇し、いがみ合い、結局大きな器に入って水浴びしているのはたった一羽だけ……ということも。

仲良しの文鳥たちであれば、数羽が同時に水浴びする姿を見ることができますね。

まとめ

水浴び大好きの文鳥もいれば、水浴びを嫌がる文鳥もいます。

決して無理強いすることなく、自然な流れで水浴びしてくれるのを期待しましょう。

水浴びで不慮の事故が起きる可能性も考えて、飼い主さんが見守りましょう。

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