日本の鳥のような印象を受ける、文鳥ですが、実は南国育ちなのです。

ペットとして飼育していくうえにおいて、ストレスを感じさせない状態で育てていくことがたいせつです。

そこで今回は、日本の夏と冬の過ごし方について紹介したいと思います。

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夏と冬の管理について!適温と適湿を踏まえて、飼育していくためには?

日本の夏はインドネシアほど暑くはありませんが、湿度が高いので体感温度は高いかもしれません。

また、日本の冬は場所によって異なりますが、文鳥にとっては過ごしやすいとは言えないでしょう。

では、日本の夏と冬をどのように乗り越えていけばいいかアドバイスをしていきましょう。

文鳥を夏場に管理する際の注意点とは?

飼育をされている場所によっても話は異なると思いますが、気象庁のデータを読むと日本の夏の平均気温偏差は上昇しています。

都市部は高層ビルが立ち並び、ヒートアイランド現象が起こることも珍しくありません。

成鳥の適温は28℃前後、湿度は70%前後と言われていますから、日本の夏は少し過ごし辛いかもしれません。

そんな日本の夏を快適に過ごしていくためのポイントは3つです。

まず、ケージは南側に置かないようにすることです。

南は日の光が射しこみやすく、ケージ内の温度を上昇させてしまいます。

次に、遮光カーテンを使用することです。

先ほどの内容とも関係しますが、不必要な温度の上昇は体力を奪ってしまいますので、遮光カーテンを使いましょう。

最後に、「水」の管理をしっかり行うことです。

場所についてはケージ内でもいいですが、放鳥した際に水浴び場を設置してもいいです。

夏場は、水の交換回数も増やすようにしましょう。

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文鳥を冬に飼育する際の注意点とは?

出身のジャワ島は熱帯性の気候に属しており、冬の厳しい時期でも最低平均が約20℃と高いのが特徴です。

ですから、日本の冬は少しばかりこたえるかもしれません。

そんな日本の冬を乗り切るためのポイントを2つ紹介します。

まず、保温をしっかりと行うことです。

最も簡単なのは着なくなったジャンパーなどをケージで包んであげれば、しっかりと保温することができます。

これに加えて、湯たんぽをケージの底面に置いてあげるのもいいかもしれません。

市販されている安価なパネルヒーターを底に敷いて使うのもおすすめです。

次に、湿度を保つことです。

どうしてもケージ内の温度を高くすることばかりに目を向けがちですが、湿度を保つことも大切です。

濡れタオルを絞って、ケージの近くに吊るしておくのが簡単な方法です。

パネルヒーターの温度上昇を防ぐためにサーモスタットを使うようにすると、温度と湿度を保てます。

まとめ

お住いの気候によっても対応は変わってきますが、夏は温度上昇を防ぎ、風通しをよくして、水分を多めに与えるようにしましょう。

冬は、夜間に冷え込むことが多いので、しっかりとした対応をとり、快適な環境を作ってあげましょう。

文鳥の寿命を延ばすのも、縮めるのも私たちの手に委ねられているのです。

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