ペットを飼っている方にとって「自宅を留守にすること」は、それ相応の覚悟が必要です。

特に、文鳥のような小さな生き物を飼っている方にとっては。

世話をしてくれる同居人がいれば、餌や水やケージの掃除などは頼めます。

文鳥の方も、「いつも飼い主さんと一緒に暮らしている人か。ま、顔見知りだから、いっか」と我慢して、それなりに餌も食べてくれ、それなりの愛嬌も振りまいてくれるでしょう……が、心から懐くことはないでしょう。

飼い主さんが帰ってくるまでは、文鳥をケージから出して遊ばせることなどもってのほか、預けられた人は、ただ淡々と「かごの文鳥」の世話をするだけです。

「一羽&一人」の形態で暮らしていれば、飼い主さんが家を離れることで、取り残された文鳥が寂しがり、命を落とす危険性も考えなければなりません。

なぜなら、一羽飼いの文鳥は、飼い主をパートナーとして認識し、ベタ馴れしている子が多いため、飼い主の姿が見えなければとても寂しがるからです。

文鳥に限らず、セキセイインコなどの小鳥は、寂しいと食欲がなくなってしまいます。

文鳥 留守番 最長

文鳥に留守番させる際は?ケージに入れたままでの最長時間は?

文鳥は、一日餌を食べられないと命を落とすといわれています。

飼い主さんが留守にする場合は、気の知れた人に世話を頼んでいくのがベストですが、どうしても一羽だけで留守番させる状況に追い込まれた場合は、餌と水を多めに入れて数か所設置し、部屋の温度を文鳥に適応するように設定してから出かけます。

飼い主さんが在宅時には、文鳥の気の向くまま自由に放鳥させてあげていても、留守にする場合は、不測の事故に備えるため、ケージの扉は必ず閉めて出かけましょう。

体験者談によれば、ケージに入れたままでの留守番の最長時間は「2泊が限度」だそうです。

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文鳥一羽で御留守番

前述した通り、できれば世話をしてくれる人に頼むのが良いのです。

それも、「預かって貰い、その人の家に文鳥を連れ帰る」のではなく、「飼い主さんの自宅に立ち寄り、餌やりや水換えをしてくれる人」であれば、なお良いです。

どうしても文鳥に留守番をさせざるを得ないのであれば、餌と水を多めに入れ、ケージ(鳥かご)内の数か所に設置しておきます。

文鳥はケージのレイアウトにも神経質な面があるので、できれば数日前から「留守中のレイアウト」に慣らしておきましょう。

真っ暗な部屋の中に一羽きり、というのはあまりにも可哀想なので、ケージの半分は明るく、もう半分は暗くするなどの工夫をして、文鳥が明るさを選べるようにしてあげてください。

室内の温度にも十分に気を遣ってあげてください。

冬は冷えないように保温に心がけ、隙間風の吹くところや、暖房の風が直接当たるところにはケージを置かないようにしましょう。

文鳥は比較的暑さに強い鳥ですが、夏場に閉めきりの室内温度は異常高温になります。

夏場の留守中は、冷房温度を28~30℃設定にし、エアコンつけっぱなしで出かけましょう。

ケージに入れたままなら安全だけど、文鳥の心は不安でいっぱい

日頃は放し飼いにしていても、予測もつかない思わぬ事故(棚の裏に挟まって出られなくなったり、どこかにぶつかって怪我をしたり、溜め水で溺れたり、など)で、大切な文鳥の命を危険にさらすこともあるかもしれません。

色々想像すると、飼い主さんも、留守中、気が気でないでしょう。

ケージの扉を閉めておけば安全です。

一羽飼いの文鳥は飼い主さんにベタ馴れの子が多いです。

小鳥は寂しいと食欲が落ちるもの。

大好きな飼い主さんの姿が見えないと、食べる気も起きないのでしょう。

文鳥にとっては大きなストレスです。

そんなストレスも文鳥の命を縮める要因になりかねません。

たとえ大量に餌と水を用意して出かけたにしろ、最長でも2泊3日が文鳥をケージに入れたままで留守番させておく限度なのです。

まとめ

小鳥や小動物は、気軽にペットホテルに預けられるという対象ではないので、どうしても留守にしなければならないときに、世話を頼める人や預けられる病院を予め見つけておくと良いでしょう。

文鳥に留守番させる際は、餌や水を多めに設置していくこと、室内の温度設定に気を配ってから出かけることが重要です。

ケージに入れたままでの留守番は、文鳥のストレスも考慮に入れると、最長でも2泊3日が限度と言えます。

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