文鳥も人間と同じく糞の色や状態によって体調を見極めることが出来ます。
特に文鳥の場合は他の鳥よりも糞が多い鳥ですから、体調を見極める機会はかなりあると思います。
小さい鳥だけに、何らかの病気だった場合も考えられます。
文鳥の糞が水のように透明だった場合は何らかの病気なのか?
まずは文鳥の正常な糞がどういう物か知っておかなければなりません。
文鳥の糞は基本的には茶色っぽい色に白い膜がある様なのが正常な色になります。
エサによっては色が異なる場合もありますが、基本は茶です。
と言う事は水のように透明な糞の場合には何らかのトラブルを抱えているのでは?と思ってしまいます。
糞が白っぽかったり、色がついてドロドロで形のない状態ならば、下痢をしていることになります。
この場合は病院に連れて行き見てもらう事が良いでしょう。
また糞の周りに透明の水が大きくにじんでいる状態の場合には水や青菜を取り過ぎている事が考えられます。
それが黄色い色をしている場合には肝臓に何らかのトラブルを抱えていると考えた方がいいです。
夏の時期には冷房を室内で効かせる事もあるので、冷房に慣れていない状態の時には文鳥が下痢を起こす事も考えられます。
その様な時には、風通しの良い所に置いて温度と湿度に気を付けて様子を見ることが大事になります。
文鳥の糞が臭うのは病気のサイン?
文鳥の糞の色が茶色と言うのは先ほど紹介しましたが、文鳥がする糞には基本的には臭いはほとんど無いと思って下さい。
そうなると文鳥の糞が臭うと言う事は内臓の中で何らかのトラブルを抱えている可能性が高い事になります。
ゆで卵の腐った臭いを放つと言う事はまずありえませんから、お腹の中で何らかの菌が異常繁殖して糞が臭い臭いを放っていると考えた方がいいでしょう。
体調がおかしいと言う前提のもとで、文鳥のいるケージ内を20~25度前後で温めて食欲と体重の管理をします。
体重が以前よりも軽く感じた場合には病院に連れて行くことが望ましいです。
これ以外に糞が臭う原因としては、重金属中毒になっている可能性も否定できません。
消化を助けるために小石や金属片を飲み込む習性があります。
この時飲み込んだ金属片に鉛が含まれていた場合に、重金属中毒を起こして糞尿が臭くなる事があります。
ただ、この重金属中毒に掛かっている場合には明らかにわかる症状を引き起こします。
- 糞が鮮やかな濃緑色または血便が出る。
- 尿が赤色又はオレンジ色又は血尿のようになる。
この場合は明らかに異臭を放っています。
確実に重金属中毒症状とわかればすぐに病院へ言って見てもらって下さい。
まとめ
文鳥の糞が透明な水のような状態や、糞が臭う場合について紹介してきました。
文鳥自身も生きものですから、体調によっては当然下痢もします。
ただし、ちょっとした事でも大きな病気にもなりやすいので、放鳥する時には特に注意が必要です。
人間が食べている物を食べてしまっただけでも体調を崩してしまいます。
文鳥の様子が少しおかしいと感じた場合には必ず、糞尿のチェックと体重の変化を確実にしておく事が重要なポイントになります。