時に、一般的(健康)な人間の場合は、呼吸が早くて鼓動が早いと聞けば、激しい運動をしたあとが思い浮かびます。
健康な文鳥の場合は、いつも活発で勢いよく飛び回り、人並み外れた動きを見せます。
文鳥にとって、「呼吸が早い」や「鼓動が早い」などはどんな場合でしょう。
目次
文鳥の呼吸が早く、鼓動が早い時の症状の例
例1
- 普段は症状が見当たらず、食欲もあり元気に動いているが、動くと鼓動が早く、口を開けて呼吸をし、胸も上下に大きく動いている。
- 激しく動いた時は、口をパクパクさせ、音を立てて呼吸をし、その呼吸は荒い。
- 健康診断では異常がない。(お迎えしてから現われた)
例2
- 冷房を29℃に設定。
- 口を開けたり閉じたり、時々開けっ放し。
- 他に変わったことはない。
- 糞は水っぽい。
例3
- 突然苦しそうに口を開けて呼吸を始め、止まり木にも止まっていられず、もうろうとした感じに見える。
- 命を落とす。
例4
- 肩付近から動かす呼吸で、荒く、早く、鼓動も早く、身体全体で呼吸をしている。
- また、呼吸をするたびに、体の中からギュッギュッと音がする。
- 見ていると、過呼吸の様にも見え、時々、くしゃみをしている。
例5
- ほんの数日の間に心臓の鼓動が早くなった。
- 止まり木にも止まっていられない。
例6
- 口をあけて「ヒィヒィ」と苦しそうな息づかいで、身体の動きに合わせ鼓動。
- くちばしの色と足の色は良くない。
ただ口を開いているだけではなく、鼓動が早くなり、肩あたりで呼吸をする様な場合は、様子を見ずに動物病院に行った方が良さそうです。
文鳥の呼吸が早く、鼓動が早くなる原因
- 緊張(お迎えして間もない)
- ストレス
- 暑い
- 寒い
- 何らかの中毒
- 何らかの病気
・・・など
文鳥の呼吸が早く、鼓動が早い場合の病気
甲状腺が腫れる症状(甲状腺腫)
口を開けて呼吸をし、ぜん息の様な音がする。
呼吸器の病気(鼻炎・鼻腔炎・気管支炎・肺炎など)
呼吸が荒く、くしゃみをする。
心臓の病気
くちばしの色が悪く、足は血の気が引いた様に白く、個体は動かない。
金属中毒
症状は突然起こることが多い。
まとめ
調べによると、文鳥の「呼吸が早い」や、「鼓動が早い」は、個体の置かれた環境が原因で、「飼い主が解決できるもの」から、「命を落とす危険な病気の可能性が高いもの」まで、様々ありました。
餌が食べられなくなり、止まり木に止まっていられなくなった個体の予後は、良くありません。
文鳥との毎日の触れ合い(観察)は大切ですが、環境を整えることも大切だということを忘れないでください。