自然の中、親鳥からエサをもらう雛の姿は可愛らしく、成長するためには欠かせないことですね。
ペットで飼っている鳥についても同じことで、飼育下においては人が親鳥の役割を担います。
文鳥を雛から育てるとき、エサを与える訳ですが、雛のエサの食べ過ぎには注意が必要です。
ここで注意を怠ると、健康どころか生命の危機にかかわる恐れがあります。
雛の習性と割り切りること
エサを欲しがる姿をみると、つい与えたくなるのが人情ですが、実はお腹が減っていない場合でも、雛はエサを欲しがります。
この行動は本能といえるほど、この時期に頻繁に見られる動きです。
人が上からのぞき込むと、待ち構えてたようエサをせがみますが、食べ過ぎを起こす原因となり消化不良を発症させます。
このため、「そのう」の状態を確認するエサを与える時間を決めることが必要です。
雛の欲しがる行動は習性と割り切りましょう。
「そのう」の確認
食べたエサを一時的にためておく、透明の袋を「そのう」といいます。
ここにエサが残っているときに、雛にせがまれるまま与えていると、消化不良を起こし体の衰弱へと結びつきます。
体調によって減り方は多少変化しますが、そのうにエサが残っている場合には与えることを控えましょう。
また、何日もエサが残っているときは、そのうが炎症を起こしている場合があります。
感染症など原因が考えられるため、専門の病院などへの問い合わせが必要です。
そのうがパンパンやでな、キミ。#文鳥 pic.twitter.com/Fox3r63mAe
— おはぎやま部屋 (@sugisawaaya) 2016年5月8日
決めた時間にエサを与える
文鳥の雛の食べ過ぎを抑えるもう一つの方法として、エサを与える時間を決める方法があります。
個体差によって違いはありますが、1日に4回~5回の頻度で与えるのが一般的です。
時間設定は個人の都合もありますが、モデルケースとして朝から昼過ぎまでに2回、昼過ぎから夜までに2回~3回というところでしょう。
まとめ
ここまで、文鳥の雛の食べ過ぎについて見てきました。
雛にとって飼育している人は親鳥も同然ですね。
甘やかす気持ちもわかりますが、適切なエサを用意して食べ過ぎには注意しましょう。
病気になっては取り返しがつきません。
時には心を鬼にして、雛の成長を見守りましょう。