文鳥を自宅で繁殖させたいと思った時、すでに、成鳥のペアをお迎えすることが多いでしょう。

ペアでお迎えする時の注意点や、「産卵はペアだけなのか」、や、「ケージの大きさはどのくらいか」など、良く分からないことがたくさんありそうです。

調べてみたいと思います。

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文鳥のペアの相性

文鳥をペアで飼育したいなら、まず、相性が良くなければいけません。

ですが、「手乗りにもしたい」、「繁殖もさせたい」と考えるなら、まず、1羽をお迎えして、すっかり手乗りに育ててから、「お見合い」という方法でペア探しをするのが良いでしょう。

文鳥のオスメスを雛の内から区別をするのは大変難しいと聞いています。

また、文鳥は、大変気の荒い鳥で、相手の命を奪うほどではありませんが、気に入らないと後を追いかけて、居場所なくすほどの攻め方をします。

ですから、文鳥をペアにするには、「気が合う(相性が良い)こと」が、第一条件です。

文鳥をペアで飼育

気の合った(相性の良い)文鳥のペアをお迎えしたら、その様子は、微笑ましく、飽きずに見ていられ、心が和むことでしょう。

文鳥同士をペアにするということは、せっかくの手乗りでも、文鳥は文鳥同士、1羽飼いでの飼い主主導(飼い主にべったり)から、文鳥主導(飼い主との関わりが多少薄くなる)になるのは、ある程度覚悟しなければなりません。

  • 飼い主のところには飛んで来るが、長居はしない
  • 1羽が飛んで来て、もう1羽が来るのを待っている
  • 2羽が揃わないと飛んでこない
  • 返事はするが飛んでこない
  • 全く、こちらを気にする素振りを見せない

・・・など。

相性の良いペアがいたとしても、人間と同じで喧嘩はします。

余りにも激しい場合(どちらかが痛々しい姿になるなど)は、やむなくケージを2つにすることも必要になる様です。

文鳥の産卵について

 

文鳥のメスは、ペアであろうが1羽であろうが卵を産む様です。

ペアの場合は、有精卵の場合が多い様ですが、1羽の場合は、当然ながら無精卵です。

ペアで産まれた有精卵の場合は、親鳥達が交代で抱卵後、孵化し、その後、子育てへと移っていきますが、1羽飼いのメスから産まれた無精卵は、いつまでもそのままで、孵化することなく巣の中にあります。

1羽飼いのメスが無精卵を産んだ場合、飼い主が、不衛生などの理由で、むやみに卵を取り除くと、その個体は数を合わせようと、また産卵するのだそうです。

産卵を繰り返す個体にとって身体に大きな負担となり、体力を低下させたり、「卵詰まり」などを引き起こすと、命を落とす危険にさらされます。

そこで、無精卵を産んだ個体には、産卵による身体への負担を軽減させるためにも、市販されている偽卵を与えることで、産卵の回数を軽減する効果が見込める様です。

メスの1羽飼いの対処は次の通りです。

  • 無理に卵を巣から出すのは止める
  • その個体が飽きるまで抱卵させる
  • その個体が卵に見向きもしなくなったら取り除く

文鳥の卵

  • 数:1週間ほどかけて5個~6個の卵を産む
  • 大きさ:小指の先より少し大きめ
  • 色:きれいな白色

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文鳥のケージ

ペアで飼育する時のケージは、最低でも、2羽同時に羽ばたき運動をしても羽がぶつからない広さは必要でしょう。

「ペアで飼いたい」といえば、ショップで相応しいケージを紹介してくれますから、相談するのも方法の1つです。

参考までに、1羽飼いの場合でも、おおよそ30cm×30cm×30cmは必要の様です。

またオス同士やメス同士では、「ペア」とは呼べませんし、ペアにはなり得ませんので、同性の2羽飼いでは、必ずケージは2つ必要になるとのことです。

まとめ

文鳥は、とても気性が荒い鳥です。

調べた中に、「文鳥は、ケンカ上等!」などもありました。

文鳥は、自然の中では、1羽かペアで暮らしているそうなので、人間の見た目の判断(可愛い、きれい、毛並みが良いなど)で、勝手にペアを決めても上手くいかないことが分りました。

人間の理想を文鳥に当てはめようとしても、ダメなんですね。

文鳥に限らず、鳥はメス1羽飼いでも産卵するということでしたが、産卵がメスの体力を奪うそうなので、気をつけなければなりません。

メスの産卵回避として、「偽卵」があることも知りました。

1羽飼いと2羽飼いでは、ケージの大きさを変えた方が良いということも分りました。

相性の良いペアのために用意した大きなケージでも、そのあとに、喧嘩が絶えなくなったらケージを別々にするなどの対策が必要になるということも分りました。

鳥の種類(文鳥とそのほかの鳥類)によって飼い主の対処法が違うということを、もっと人間が勉強するべきではないのか、と感じました。

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