文鳥が夜、眠らずにバタバタと暴れたり、いつもと比べて頻繁に毛づくろいをしているときはありませんか。
あてはまる症状が見られるときは、身体にダニが付いている恐れがあります。
文鳥の血を吸うためダニを放置しておくことは、かゆみやイライラだけではなく、命そのものに影響をあたえます。
ここでは、文鳥につくダニと駆除についてご紹介します。
代表的なダニ・わくもと駆除対策
文鳥につく代表的なダニといえば「わくも」です。
基本的には1年中いますが、梅雨時に大量発生します。
夜間、文鳥の脚につき血を吸うため、貧血や他の病気を発症するリスクが高まります。
日中、頻繁に毛づくろいをおこなうのも、かゆみや不快感があるためです。
そのままでは室内に広がり、飼い主にも付着する恐れがあります。
1匹でも見つけた場合には、一刻も早い駆除が必要です。
文鳥に付くダニ「わくも」
0.6mm~0.7mmほどの大きさで、普段は白っぽいフケのようにみえますが、血を吸うと真っ赤になります。
昼間はケージ内の板の裏や止まり木、巣箱の中などに潜み、夜になると活動を始め、脚など血を吸いやすい箇所に大量に集まり血を吸います。
夜間に暴れだす、頻繁に毛づくろいをする行動のほか、元気がなく嘴の色が白くなってきた場合には、貧血状態になっているため、ダニの存在を確認しましょう。
ダニの駆除と予防
文鳥の身体に付いているダニの駆除は、飼い主本人がおこなうこともできますが、文鳥の状態や症状も確認しえもらえるため、獣医師など専門家に依頼した方が良いでしょう。
ダニを見つけたケージや巣箱、止まり木など、徹底的に駆除をおこないます。
それぞれ熱湯消毒をし、日光による滅菌と十分に乾燥させた後、専用の除虫スプレーを施します。
2日~3日の後、ダニが確認できなければ駆除は完了です。
このとき、エサ入れや水入れも忘れずに熱湯消毒をおこないましょう。
こまめにケージを掃除してダニの発生予防を心掛けましょう。
梅雨時もそうですが、冬の暖房のきいた暖かい室内もダニが発生する条件を満たしています。
少なくとも月に1回は、熱湯消毒をくわえた掃除をおこないましょう。
まとめ
ここまで、文鳥につくダニと駆除についてご紹介しました。
言葉が喋れない文鳥の異常をキャッチできるのは、そばにいる飼い主だけです。
今回お伝えしたシグナルをとらえ、症状が深刻化する前の早急な駆除を心掛けましょう。