文鳥を飼育する際に、ぜひ購入していただきたいものの一つに「止まり木」があります。
野生の環境を演出する目的もありますが、止まり木は文鳥にとっては情報を伝える道具の一つでもあります。
そこで今回は、文鳥の飼育に欠かせない「止まり木」と文鳥の謎めいた行動に迫っていきます。
文鳥が止まり木で見せる不思議な行動にはどんな意味が…?
ただ、文鳥は止まり木でボッーと休んでいるだけではありません。
飼い主やパートナーにメッセージを送っていることもあります。
また、それ以外の活用法についても紹介したいと思います。
文鳥が止まり木に、くちばしをこすりつける3つの理由!
一つ目は、食後のエチケットで行っている可能性があります。
私たち人間も食べ物を食べた後は、口の周りを拭いてきれいにします。
それと同じように、食べ残した餌をこすりつけることで掃除していると考えられます。
二つ目は、飼い主に対する親愛の気持ちを表していると考えられます。
ペットとして飼育されている犬が飼い主に甘える際に、態勢を低くして鼻先をつけたり、前足を重ね合わせたりします。
ちょうどそのような愛情表現を文鳥は、このような形で行います。
三つめは、パートナーに対する思いを伝えていると考えられます。
もし、つがいで飼育しているのであれば、オスやメスへのあふれんばかりの思いを示しています。
文鳥は止まり木で、爪をといだりできるの?
木製の止まり木を使えば、爪の伸びを防止することが期待できます。
犬を散歩に連れて行くことで、地面との摩擦によって爪がこすれて減っていくのと同じ理屈です。
文鳥は鳥ですから散歩に連れていけませんし、ほとんどを木の上に止まっている習性があります。
ですから、これを利用して止まり木で休む際に、爪が摩擦によって削れていくのです。
爪にも血管が通っており、深く切り過ぎると血が出てしまいます。
飼い主が文鳥の爪を切るのは大変ですから、止まり木を利用した方が簡単です。
まとめ
文鳥が止まり木にくちばしをこすりつけるのは、三つの理由があります。
食事後のエチケット、飼い主への愛情表現、そして、パートナーへの愛情表現のどれかを示しています。
止まり木は、コミュケーションの手段としてだけではなく、爪とぎの役割も果たしてくれます。