ペットブームが続くなか、生き物を飼うことに関心はあるけれど、ためらってしまうことの問題点のひとつに、動物がもっている臭いが挙げられます。

確かに、それぞれの動物が持つ固有の臭いというものはありますが、そのなかでも文鳥は無臭もしくは、ほとんど臭いがしないことで人気があります。

しかしながら、文鳥の背中や口から嫌な臭いがするという声も聞かれます。

ここでは、文鳥の臭いについて見ていきましょう。

文鳥 背中 口 臭い

臭いは健康のバロメーター

「ほんのりと干した布団のような香り」、文鳥の背中や身体の臭いを例えるときに、よく用いられるフレーズです。

この他にも、フルーツやメイプルシロップ、クッキーやコンソメなどの例えがあり、共通していることは、「いいにおい」という点です。

このため、文鳥から嫌な臭いを感じられるということは、衛生や健康面で何らかの異常が起きていることを示しています。

文鳥の「いいにおい」はどこから

美味しそうとも思える文鳥の「いいにおい」は、水浴びの後によく感じられます。

これは、水浴び後の羽繕いのときに、尾脂腺からオイルをだして体に塗るためです。

撥水性のためのオイルが臭いのもとになり、文鳥独特の香りとなります。

背中や身体から嫌な臭いがでている場合には、ケージ内の掃除が行き届いておらず、フンや尿などが羽や身体に付いていると考えられます。

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口が臭いのは「そのう炎」の疑い

普段強い口臭がない文鳥の口から、嫌な臭いがでている場合には、「そのう炎」の疑いがあります。

そのうは、食べたエサを留めておく袋状のものですが、エサが残り腐敗し細菌が増殖することにより炎症をおこします。

症状としては、口が臭いやあくびをする、首元の皮膚が充血しているが挙げられます。

まとめ

ここまで、文鳥の背中や口からの臭いについて見てきました。

尾脂腺からでるオイルが、個体差の違いや飼い主の感覚の差で、いろいろな「いいにおい」となり、文鳥からでていました。

このことから、文鳥が背中や口から嫌な臭いを発しているときは、ケージは汚れていないか、炎症をおこしていないか、十分に確認しましょう。

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