文鳥には文鳥の生活サイクルがあるそうなので、飼い主はあまり神経質になる必要はないとありましたが、やはり、文鳥にも落ち着く時間は必要です。
飼い主が寝るまでは、いくらカゴの中とはいえ、周りからは丸見えです。
本当は安全であっても、文鳥にとっては本能的に「危険」と思ってしまう様です。
そこで、ほとんどの飼い主は、決まった時間になったら、カゴに覆いを被せるでしょう。
文鳥のカゴに布やカバーをかけるのには、どんな意味があるのでしょう。
カゴを覆う布
春秋用
- バスタオル
- フリース素材のカバー
・・・など
夏用
- バンダナ大以上の布
- 大判のハンカチ
- 黒い布
- 新聞紙や広告など
・・・など
冬用
- ブランケット(ひざ掛け)を2つ繋げたもの
- 毛布
- フリース素材のカバー
・・・など
ペットショップなどには、カゴを覆うカバー(遮光素材や保温素材など)が数多く並んでいます。
文鳥の場合、特に気をつけなければならないのは、「暑さ対策」よりも「寒さ対策」です。
特に寒冷地では、厚手のカバーとヒヨコ電球(保温器)などを組み合わせることは当たり前の様です。
その土地に暮らす飼い主が感じる気温(体感)で、ある程度判断している場合が多い様でした。
肌寒いと感じたら厚手のカバーを使い、熱帯夜並なら薄手のカバーを使うなど、こまかな温度に敏感になる必要はない様ですが、エアコンが効いた部屋では、その風が直接当たらない様にすることは当然ながら、厚手のカバーにしてあげる方が良い場合もありそうです。
カゴにカバーをかける意味
- エアコンの風よけ
- 光を遮る
- 保温
- 人間の環境でいう「カーテン」
・・・など
文鳥にとって、カゴを覆うモノは、ないよりはあった方が良いですが、それほど重要ではない様に思います。
明かりが煌々(コウコウ)と照りつけ、騒音がけたたましく、飼い主でさえ眩しく、うるさいと思う環境でない限り、文鳥は自分の生活を淡々と過ごしているのだそうです。
ただ、文鳥は、寒さに弱いので、「エアコンの風よけ」と「保温」の意味では、カゴに覆うモノが必要に思われます。
このたび六花ちゃんのカゴの目隠し布が新しくなりました。セリアの手ぬぐい。インコ手ぬぐいや大判ハンカチもあったよ。 #文鳥 #javasparrow pic.twitter.com/ISzBP3otki
— ヤキ (@nigricosta) 2017年6月13日
まとめ
野生の文鳥は、高い木の上に巣を作り、「明るくなると活動を始め、暗くなると巣に戻る」のリズムを繰り返して暮らしていました。
文鳥は、熱帯地域で、夜も急激に寒くなることがない場所に暮らしています。
それなら、個体同士が身体を寄せ合えば保温できるので、問題はありません。
一方、日本で人間と暮らす文鳥は、まず真冬を外で過ごすことはありませんが、暖房を消した部屋では、室温がグッと下がります。
そこで、保温が必要になるのです。
保温の方法は、飼い主の住む地域ごとに多少の違いがありますが、カゴの中の温度は20℃を下回らない様に、保温してあげたいものです。
飼い主は、飼い主の暮らす場所の環境を自身がよく知っているはずですから、ほかの地域と比べることなく、その個体にあった保温を心がけましょう。