文鳥に限らず、鳥は「鳥目」といって夜が苦手だと一般的にはいわれています。
そういわれてみれば、夜は鳥の声より虫の声や蛙の声が目立つような気がします。
ですが、「鳥目」という言葉は、飼育されているニワトリの様子を見た人が、「ニワトリは、すぐ目の前ですら、辺りが暗いと見えていない様だ」といっただけで、「鳥=鳥目」といわれる様になったといいます。
文鳥などの場合は、人と同じくらいの視力は持ち合わせている様ですが、夜の様子はどんな風でしょう。
自然界での文鳥の様子
調べてみると、野生の文鳥がたくさん暮らしているのは、ハワイやオーストラリアなどの様です。
ハワイの文鳥は残念ながら、作物を荒らす害鳥として駆除対象ですが、日本人観光客には大人気の様です。
野生の文鳥は、比較的高い木に巣を作り4~5個の卵を産んで、育てて、水浴びは目に付く水たまりで行ない、夜は巣に戻ってあまり動かず、静か過ごしているなど、日本のスズメと同じ様に暮らしているそうです。
ご存じかと思いますが、スズメと同じ扱いですから人間が近付くと逃げます。
文鳥と電気について
人間と暮らす文鳥の場合は、電気がついていても、いなくても、文鳥には文鳥の生活サイクルがある様で、自分達でコントロールをしている様に思えます。
大人の文鳥をお迎えした場合は、元の生活環境が変わるので、ストレスなどにより体調が不調になるかも知れませんので、少しずつ飼い主の生活サイクルに慣らしていくか、カゴを別の部屋に持って行くかの対策が必要になるでしょう。
雛の時にお迎えした文鳥であれば、飼い主の生活環境が個体の生活環境になり、それが当たり前となるので、あまり気を使うことはないとのことです。
飼い主が寝る時は、当然ながら電気を消します。
真っ暗になるかも知れません。
その頃には、文鳥はカゴの中にいて、カゴには季節に応じた幕(覆い)が掛かっているでしょうから、そのまま電気を消しても、カゴの中には影響はないでしょう。
文鳥は、辺りが暗くなると、多頭飼いなら仲間同士で話をすることもありますが、1羽でも自分の時間を自由に過ごしている様です。
個体によっては、餌を食べるかも知れませんし、水浴びをするかも知れません。
毛繕いをしたり、羽を伸ばしてみたりなど、「暗いから寝る」ということでもない様です。
文鳥の目は暗さに慣れ、人間と同じくらいは見えているとのことでした。
ピッ…。「電気けして、まぶしいから。あたし寝るから」と鳴かれた💦はいはい。電気消すよ。怖がりなくせに、こんなときは大丈夫なのね?ピッピさん、おやすみなさいね。😌✨#文鳥 pic.twitter.com/CF3bf1TCJg
— 白文鳥のピッピ♪🔜7/30新潟戦 (@shirobun_pipi) 2016年12月28日
まとめ
文鳥にとって「明かり」というのは、野生の文鳥と人間と暮らす文鳥では違いがありました。
野生の文鳥は、日本のスズメと同じく、「明るくなったら活動を始め、暗くなったら巣に戻る」という暮らしぶりの様でしたが、巣で過ごす夜の時間は、辺りが暗くても、やがて暗さに目が慣れ、仲間同士の会話や毛繕いなど、巣の中ではそれなりに活動はしている様です。
また、天敵などに狙われる危険があるので外に出ることはなさそうです。
人間と暮らす文鳥では、飼い主の生活サイクルに合わせることが出来るので、順応性はありそうでした。
ただし、大人の個体には、飼い主が気を使わなければならないこともありました。
1番大きなポイントは、「文鳥には、文鳥の生活サイクル(時間のリズム)がある」ということの様でした。