卵から孵化させ、自分の手で育ててきた文鳥であれば、年齢はすぐにわかりますよね。

ですが、文鳥の入手方法としては主にペットショップなどでの購入が一番多いことでしょう。

そうした場合、文鳥の年齢の見分け方なんてあるのでしょうか?

判断基準をどこに置けば、文鳥の年齢を効率よく見分けられるというのでしょうか。

文鳥 年齢 見分け 判断

文鳥の年齢は、文鳥の本能で見分ける!判断基準は、文鳥の個体性別差の行動が鍵!

文鳥はオスとメスの性差も見分けにくいものです。

雛の頃であれば、はっきり言って専門家でもさっぱり見分けがつかないことでしょう。

幼鳥から成鳥になっていく過程で、オスはオス特有の行動を、メスはメス特有の行動をとるものです。

性差による愛鳥の本能的な行動を見逃さなければ、年齢も自ずと推測できるというものです。

文鳥の年齢の見分け方!外見上では?

成鳥で飼い始めようとした場合、外見で見分けがつくのでしょうか?

体験者談によれば、3歳以上の文鳥では、「見分けるのは難しい」とのことなので、判断するとっかかりもなさそうです。

1歳未満の文鳥であれば、成長より華奢で体に厚みがなくほっそりしているので、成鳥と比べてみれば、その体格差でわかるでしょう。

また、換羽で見分ける方法もあり、大人の文鳥が一度で大方の羽根が生え変わるのに対して、2歳未満の文鳥は半分程度、或いはもっと少なく羽根が抜け替わります。

若い文鳥は元気が満ち溢れているため、ケージの中をあちこち活発に飛び回って移動していたり、見た感じの顔つきが幼かったり……ということから判断するしかなさそうです。

「はばき」の症状が脚に見られれば、老鳥や病鳥の可能性があります。

「はばき」とは、脚表面が白くカサカサとしたウロコのような状態になることで、これが見られる文鳥は、お年寄りの文鳥、或いは病気の文鳥ですので、購入を避けた方が無難です。

素人判断では見分け方は難しいので、購入時に店の目利きのスタッフに尋ねてみましょう。

但し、前述したように、文鳥の性差でさえも見分けがつきにくいものです。

お目当ての性別と年齢の文鳥をズバリ引き当てるのは、かなり難しいかと思います。

オスとメスを連れ帰ったつもりでも、育ってみたらオスとオスだった!なんてことも、ざらにあるからです。

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年齢の判断基準となる文鳥の本能的な行動とは?

文鳥の寿命はおよそ7年から8年程度です。

孵化した後に、2週間から3週間は「雛」と呼ばれる段階で、さし餌が不可欠です。

およそ4週間後、羽毛が生え揃い、しきりにバタつかせて、文鳥が自力で餌を食べるようになれば「幼鳥」の段階です。

3か月過ぎには羽根は全て生え変わり、外見上は大人の文鳥になります。

オスであれば、生後2~3ヶ月くらいからさえずる練習を始めます。

近い将来、メスへのプロポーズで役立てるため、喉を鳴らし、様々な音を出そうとします。

さえずれなければメスに受け入れて貰えないので、さえずりの練習を本能的に行なうのです。

メスであれば、生後7ヶ月ぐらいでも産卵することが可能です。

飼い主さんをパートナーと思い込み、本能的に無精卵を産み落とすこともあります。

オスメスとも生後半年程度で成鳥になり、5歳程度まで繁殖可能です。

文鳥が7歳から8歳まで生きると、老化現象もみられるようになります。

前述した「はばき」が脚に見られたり、若い頃より活発に動かなくなり、遊んでいるよりはウトウトまどろんでいる時間が多い、などです。

参考までに、文鳥年齢を人間年齢に換算すると、文鳥が孵化した後、1ヶ月経てば、人間でいう10歳程度、その後は1ヶ月経過するごとに1歳ずつ年を取ります。

半年では15歳、1年では21歳です。

その後、1年経つごとに9歳ずつ年を取ります。

文鳥が8年生きれば、人間年齢換算で言えば84歳となります。

まとめ

文鳥の年齢は成鳥になってしまうと外見では見分けがつきにくく、その判断基準も少ないことがわかりました。

老鳥や病鳥を敬遠するなら、脚に「はばき」が見られない文鳥を選びましょう。

購入する際は、店の目利きのスタッフをつかまえて判断を仰ぐのも良いでしょう。

一方、本能的な行動としての年齢の見分け方は、産まれて3カ月のオスがさえずりの練習を始めること。

産まれて7カ月ほどのメスは産卵可能であること。

換羽の様子、などが挙げられます。

成鳥になれば、5、6年は元気でいてくれることが多いそうです。

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