文鳥には、大きく分けて3段階の成長があると聞きます。

始めは雛の時期、次に成鳥の時期、そして老鳥の時期です。

では、幼鳥とはどこに入るのでしょう。

餌の温度についても調べてみます。

また、文鳥が噛むという話もよく耳にします。

その理由についても調べてみましょう。

文鳥 幼鳥 餌 温度 噛む

文鳥の幼鳥

文鳥の分け方として、実は、「雛の時期」と「幼鳥の時期」と「成鳥の時期」と「老鳥の時期」の4段階に分けることもできそうです。

個体差がありそうですから、はっきりした線引きは出来ない様です。

  • 雛の時期:餌は、飼い主から与えられる時期で孵化後2週間~1か月ほど
  • 幼鳥の時期:餌をそろそろ一人で食べられる様になる時期で孵化後1か月~2か月前後
  • 成鳥の時期:雛の羽から大人の羽に生え替わる時期で孵化後2か月後半~3か月
  • 老鳥の時期:動きが鈍くなり、目は白内障で白くなり、羽にツヤがなくなる時期で孵化後5年~6年、それ以降

文鳥の幼鳥の時期は、そろそろ餌を飼い主からもらわなくても、落ちている(飼い主がまいた)餌を何とか自分で拾って食べようと練習する時期でもあります。

まだ、お腹が空けば餌を強請りますが、飼い主が見ていて可哀想になって口に餌を入れようとしても、雛の時の様に簡単には口を開けてくれないでしょう。

文鳥にとっての「試練の時期」と言えそうです。

文鳥の幼鳥に適した餌の温度

雛の時期は、飼い主が気を使って餌をお湯でふやかして、温度を見て与えてきました。

幼鳥の時期は、1人で餌を食べる練習の時期ですが、いきなり大人の餌は食べられません。

ですから、餌の温度は、飼い主が雛の時期に与えていたのと同じ様に温めてあげる必要がありそうです。

冷たい餌では、自分から餌を食べてくれないかも知れません。

この時期は、文鳥にとって、この先生きていけるかどうかさえかかっている大切な時期といえるでしょう。

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文鳥が噛むこと

文鳥と暮らしていると、たいていの飼い主は文鳥に「噛まれる」経験をしているはずです。

文鳥が噛むには、理由があります。

  • 何でも確かめたい

個体差はありますが、孵化後2か月頃から、見ていると手当たり次第噛む様です。

私達人間の赤ちゃんを思い出してみましょう。

ガラガラを持たせても、握り玩具を持たせても、とにかく口に運び、満足いくまで舐めていました。

それと同じことを文鳥も行ないます。

特に文鳥の様に手がツバサでは、手触りで判断することはできません。

そこで、「物の確かめ」は、全て口に頼っているとの様でした。

文鳥にとってクチバシは、大変敏感な部分であるので、触ると嫌がる個体が多く、クチバシを触らせてくれることで、飼い主への信頼度を測ることもできるほどです。

  • 理由があってイライラしている

イライラの原因は様々ですが、1番多いとされるのは、「換羽期」といって年に2回ほど訪れる「羽の生え替わり時期」です。

調べによると、文鳥の身体に変化(ホルモンバランスの崩れ)が起き、神経質になるためだそうです。

また、羽が生え替わる時に痒みがあるらしく、自分でもやり場のないこの時期に、飼い主であろうと噛む様です。

  • 餌を捕る練習

野生で暮らす文鳥は、巣立ちを迎えると自分で餌を捕らなければ命を落とします。

そうならないための本能として、餌取りの練習をします。

噛むのは、そのためだということです。

  • 遊び

飼い主が普段と変わらず手を出しても、いきなり、噛まれることがあります。

ですが、それは力加減を知らないだけで、決して飼い主が嫌いになったわけではありません。

文鳥を叱ったり、間違っても手を出したりしない様に気をつけましょう。

  • 見下している

動物の世界では、必ず、順位があると聞きます。

どんなに雛から育てても、飼い主を見下ろす位置に乗せると、飼い主よりも順位が上だと思う様です。

高い場所で遊ばせるのは止めた方が良い様です。

また、争った場合に、自分が勝てると思った相手には、攻撃的になる様です。

※この「見下す」ということには、全く別の意見が存在することもあり、一概に判断が出来ない様に思いました。

  • 不満がある

文鳥が自分の時間を過ごしている時に、飼い主などが手を出すと噛むことがあります。

これは、自分の自由時間を継続できないことへの不満の表れで、手を引っ込めると、怒りは収まる様です。

  • 寝ている時
  • 餌を食べている時
  • 毛繕いをしている時

・・・など。

  • 愛情表現

飼い主にかまって欲しくて、甘噛みをする場合と、自分の気持ちが強く出過ぎて強く噛んでしまう時があります。

そんな時は、噛む前に文鳥からのサイン(見つめるなど)がある様なので、見落とさない様に、文鳥の気持ちに応えてあげましょう。

まとめ

文鳥の幼鳥時期は、孵化後2週間を初めの危機と呼ぶのなら、次に訪れる危機でした。

文鳥は、自分の力で餌を食べられる様にならなければ、命の危険にさらされます。

この時期を克服した個体だけが成鳥となり、文鳥の寿命の中で1番長い時間を自由に過ごすことが出来るわけです。

自然界では、孵化後2週間までと、幼鳥の時期に命を落とす個体も少なくないということでした。

文鳥が噛む理由は様々ありましたが、飼い主に伝える手段として唯一の方法であると感じました。

異種同士が一緒に暮らすことの難しさを乗り越えて、信頼し合える文鳥との時間を大切にしてもらいたいと思います。

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