「外で遊びなさい!」と幼い頃に言われていた記憶が蘇ってきます。

鳥類も私たち人間と同じように、太陽の光を浴びることで何かメリットを得ているのでしょうか?

そこで今回は、日光浴を行う目的から日光浴の方法までを紹介していきます。

文鳥 ヒナ 日光浴

窓を開け、網戸にしたら準備完了!風を通して、文鳥のヒナを日光浴!

日光浴と言えば、太陽の光を直接浴びる印象が強く、相当の負担を強いるのではないかと心配されるかもしれません。

実は、紫外線にもいろんな種類があり、とても簡単に日光浴をさせることができます。

日光浴をさせるとどんなメリットがあるの?

1つ目は、文鳥の体をたくましく、そして毛並みを美しく保つことができます。

鳥の羽や骨を形成するのに必要なビタミンは、太陽の光を浴びることで促されます。

日光には、紫外線A波と紫外線B波、紫外線C波の3種類があります。

紫外線A波の特徴は、日焼けして肌が黒くなり、これはガラスを透過します。

紫外線B波は不透過の紫外線で、ビニールでも約1割しか透過せず、日焼け後に赤みをもたらすものです。

紫外線C波は、オゾン層でほとんど吸収される紫外線です。

文鳥はその中1つである、紫外線B波を体内にとり込み、ビタミンD3を体の中で合成します。

2つ目は、文鳥のライフサイクルのコントロールを行うことができます。

あまり知られてはいませんが、文鳥は太陽の光量の違いによって換羽の時期や発情期が訪れているそうです。

スポンサードリンク

日光浴をさせるときの注意点は?

まず、時間についてですが、最低でも15分くらいは毎日、日光浴をさせましょう。

あまりに長い時間させると、いくら健康のためと言ってもヒナにとっては大きな負担です。

次に、直射日光ではなくても、窓を開け網戸にしておくだけでも大丈夫です。

ですから、ケージを窓際に移動させなくても、網戸にしておけば透過することができます。

最後に、天候は晴れでなくても、くもりであっても紫外線B波は存在しています。

晴れていないから日光浴ができないではなく、くもりであっても物が見える明るさがあれば充分に取り込むことができます。

また、澄みきった天気ではなくても、少々雲が出ていても、紫外線B波は8割くらい存在しています。

まとめ

文鳥を日光浴させる目的は2つ、骨の形成を促すため、バイオリズムを調節するためです。

時間は15分程度にし、網戸にしておくだけでも必要な紫外線に当てることができます。

また、日が照っていなくても、必要な紫外線の多くを取り込めます。

スポンサードリンク

スポンサードリンク