文鳥は、飼い主によく懐く鳥ですが、それでも個体によっては、お迎え仕立ての時に逃げ腰だったり、口を開かなかったりと難しいこともあります。
さて、文鳥の「幼鳥の頃」とはどの様な様子なのでしょう。
幼鳥の頃の体重についてや、水浴びをするのかしないのかについて調べてみます。
文鳥の幼鳥の様子
お迎え仕立ての頼りない雛から、けたたましく大きな口を開けて鳴き、餌を強請ってくれる様になると、挿し餌も楽しくなるでしょう。
たくさん食べる様にはなりますが、餌をほしがる間隔が長くなり、その内に下に落ちた餌を頑張って拾おうと、練習を始めます。
雛の羽が大人の羽に生え変わる1回目の換羽期の頃には落ちている餌を自分で食べられる様になっているでしょう。
ちょうど、この期間が、文鳥の幼鳥の頃です。
そして、同時に、雛のクチバシの根元にある通称「ゴムパッキン」がなくなる頃です。
このゴムパッキンがなくなると、立派な大人というわけです。
文鳥の幼鳥の体重
文鳥に与える餌は、文鳥の育つ段階によって変わり、体重は、その餌(栄養の取り方)によって違ってきます。
幼鳥の時期にはばらつきがあり、飼い主に強請ることの方が多ければ、主食は「粟玉」ですが、自分で餌を拾う様になれば、様々な栄養を身体に取り込むことができるわけです。
栄養の偏りを防ぐことができる様になれば、体重も安定してきます。
ですが、人間と同じで、元々の体質というモノがあり、バランス良く栄養が摂れていて元気が良ければ、その個体は健康といえるでしょう。
体重別の外見の判断例
- 小振りで痩せ型:22g
- やや小さめの体格:24g
- 標準(平均的)の体格:26g
- やや大きめの体格:28g
- 大きくがっしりした体格:30g
幼鳥の頃は、これよりも2~3g小さい傾向になりますが、見た目には、ほとんど分からないかも知れません。
一応の目安になると考えるのが良いでしょう。
文鳥の幼鳥の水浴び
文鳥は、元々水浴びの大好きな鳥ですが、幼鳥の頃の水浴びは、注意が必要です。
- 雛の羽がすっかり生え揃っていること(孵化後30日~45日ぐらい)
- 室温は25℃以上あること
- 水温は10℃前後であること(冷たい分には敏感になることもない)
- お天気が良く日光が当たること
幼鳥の羽は、大人の羽と違って水を弾かないそうです。
そのために、一度濡れると羽の奥まで染み込んでいきます。
すると、たった1度の水浴びで風邪を引いてしまうこともある様です。
文鳥にとって、風邪は命を落としかねない恐ろしい病気です。
飼い主が見て、濡れ方が少ないからと、水をかけるなどせず、水浴びのペースは、その個体に任せましょう。
文鳥の雛ちゃんズ、38日目。宗春とちゃんこがバードバスで水浴び。仲良しちゃんちゃんこズはよく固まっています。忠相は顔がほのかそっくり。というか目付き悪いのはみんな似てる。ほのかの卵、3つめ確認。#文鳥 #雛 pic.twitter.com/qg5ipU13Bd
— ほのほのたっちゅ (@gamedenden) 2017年1月4日
まとめ
文鳥の幼鳥の頃には、その個体の生まれ持った体格が良く現われる様です。
そのタイプは、人間と同じで様々でした。
幼鳥の水浴びに適した時期は、雛の羽がすっかり生える時期ですが、水を弾かない雛の羽では環境を整えることが重要の様です。
幼鳥の頃の水浴びは、個体に任せるのがポイントで、飼い主が親切心で水浴びを手伝ったつもりでも、命を落とす場合があることを忘れてはいけません。