日常とは異なった状態が続けば、誰だってストレスを感じることが多いと思います。
換羽期の文鳥にとっては、それだけが理由でイライラするわけではないようです。
そこで今回は、文鳥の体にどんな変化が生じているのか探っていきます。
文鳥の換羽期に見られる特徴と、羽が抜ける場所について
羽が抜け変わる時期は、通常では見られないような行動をとることが文鳥にはあります。
なぜそのような行動をとるのか、理由を交えながら対処法も含めて紹介していきたいと思います。
換羽の際にイライラしたり、貧血になったりするのは?
羽の形成に必要な栄養が急激に消費されていくため、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
そのため、文鳥は精神的に不安定な状態に陥ることもあります。
時には、どうにもならない思いから飼い主を攻撃することも珍しくありません。
換羽の時期は羽を作るために栄養が使われるため、体調がすぐれないこともあります。
それを防ぐために、失われる栄養を餌として補う必要があります。
ホウレン草などの青い葉物野菜はビタミン補給に、カルシウム補給のためボレー粉を、タンパク質の強化のために粟玉を与えましょう。
不足しているものほど、たくさん食べる傾向にありますので、様子を見ながら与えてください。
ストレスでハゲに!換羽が始まるときの特徴は?
どんな文鳥であっても春から夏の前までに、およそ1ヶ月もの期間を要して羽が抜け変わります。
その際に特徴的なのがクチバシの付け根から急にハゲたような状態になってくるので、びっくりされる人も多いと思います。
文鳥にもいろんな種類がありますが、特に白文鳥は羽が少しでも抜けると地肌が目立ちます。
桜文鳥など色を持つ文鳥さんを飼っていた人でも、白文鳥のトヤのハゲ具合には驚く方もいるみたいです。
やがて頭の上部に毛羽だったような羽鞘が現れ、自分で羽繕いをしたり、風で崩れ落ちたりして、新しい羽が広がります。
まとめ
文鳥が短気になったり、貧血になったりするのは、換羽によってホルモンバランスが崩れるためです。
そこで失われた栄養を食事によって補給することがとても大切です。
換羽の際は、クチバシの付け根から無毛の状態が目立ってきますので、このサインを見落とさないようにしましょう。