お行儀よく餌をこぼさずに食べる文鳥なんて存在するのでしょうか?
その子の性格や性差によって多少の違いはあるにせよ、「文鳥は好みの餌を食べるためなら、かなり、とっ散らかす生き物」なのです。
果たして、その対策とは?
まとめてみました。
文鳥が餌を散らかすのは仕方のないこと!対策は掃除に限る!
文鳥は、自分の好きな食べ物を選り分けたいという一心で、餌をくちばしで豪快に跳ね散らかす習性があります。
そのせいで、「餌が勿体なーい!」と気を揉む飼い主を全く気にすることもなく、ザーッ、ザーッと今日も跳ね散らかしては涼しい顔で澄ましているのです。
餌箱の周囲のみならず、床全体に撒き散らしてからそれをついばむ文鳥や、撒き散らした餌を絶対食べない文鳥もいて、いずれも飼い主泣かせではありますが、個性溢れる可愛らしい小鳥たちです。
餌を散らかすのは文鳥の習性
餌を跳ね散らかすのは文鳥の習性なので、仕方ないことだとあきらめましょう。
殻なしのエサなら散らかすのを見ずに済むかと言えばそうでもなく、文鳥が殻なしのエサを嫌ってくちばしで散らかすこともあるそうです。
また、殻なしのエサは殻つきのものに比べ、栄養価が少ないためお勧めできません。
「散らかしたら掃除をすれば良いんだ」くらいの気持ちでどーんと構え、文鳥の好きなようにさせておきましょう。
掃除対策は、餌の散らかしのみならず。
文鳥は水浴びが大好きなので、水浴びした後は床も周囲もベッチョベチョ~……なんてこともよくあります。
愛情をもって暖かい目で文鳥を見守ってあげましょう。
散らかし対策として考えられるのは?
「わかっているけど、あまりにも餌を散らかすので耐えられなーい!」
そんな方には、多少ではありますが、いくつかの対策があります。
- ケージの下に大きめの新聞紙やチラシを敷いておく
多少は緩和されます。
じゅうたんやフローリングに直接鳥かごを置いておくよりはマシでしょう。
一日一回取り換えましょう。
- 小さな餌入れにする
付属の餌入れが大きすぎるようなら、小さな餌入れに換えましょう。
餌切れには気をつけてください。
蓋つきの小さな餌入れに文鳥の頭が挟まったりすることのないよう、気をつけましょう。
大きな餌入れに少ない餌の量だと、文鳥が首を伸ばして食べれずに苦労します。
首を伸ばして食べるのが難しければ、文鳥自身が餌入れにすっぽりと入って食べようとする行動が見られます。
たまに餌入れに糞をしてしまう……のはご愛嬌?かといって、大きな餌入れに規定量の餌を入れれば、すっぽりハマって出てくる時に大量の餌を体につけてザーッとこぼすので……散らかりますよね。
- 蓋つきの餌入れを使う
蓋つきの餌入れは餌の飛散対策に最適!とはいかないのが現状です。
「蓋つきの餌入れに文鳥が頭を突っ込んで、餌をくちばしに持ったまま外に出してプチプチと食べるので、餌入れの蓋の上に殻がばらばら落ちる」という体験者談や、「蓋つきの餌入れを設置して安心していたら、頭を突っ込んで餌を食べる度ごとに、頭のてっぺんを餌入れの蓋に内側からゴンゴンとぶつけていた。脳にダメージがあったら可哀想なので、結局、蓋なしの餌入れに戻した。文鳥は餌を散らかし放題、好き放題!」という衝撃の体験者談もあります。
想定外のことをするのが可愛らしい、という意見もあります。
蓋つきの小さな餌入れに文鳥の頭が挟まる、蓋つきの小さな水入れに文鳥の頭が挟まる事例もありますので、文鳥が窮屈そうなら、蓋なしの普通の餌入れが良いでしょう。
- 自動給餌器
食べる分だけ出るからOKと考えていると、やはり想定外のことが起こります。
「餌をザクザクとくちばしで掘るわ、めっちゃ踏み散らかすわ、床が全面餌だらけ……」と語るのは嘆きの体験者談。
文鳥が相手では、人間の思う通りに機器を使ってくれないのは仕方ないのでしょうが……。
- 段ボール加工
段ボールを加工し、鳥かごの下部のみが隠れるようにして入れておけば、餌の飛散が割と防げます。
但し、夏場は風通しが悪いので文鳥の体調に気をつけてあげてください。
- 鳥かご全体をアクリル製カバーで覆う
アクリル製バードケージ(折り畳み扉あり、扉なし)なるものが売られています。
かなり高価なので購入をためらう方も多いです。
夏場は風通しが悪いので、文鳥の体調に十分に気をつけてあげてください。
粟穂を食い散らかす文鳥さん。もう少し綺麗に食べてはいただけないものか。 #文鳥 pic.twitter.com/wF2Zl8jV1q
— たろぽち (@taro_pochi) 2017年3月9日
まとめ
文鳥が餌を散らかすのは習性なので、「こういうものなのだ」とあきらめてしまいましょう。
紙パック式の掃除機で掃除すれば、色々飛び散ったものを一緒に吸い込めるので便利です。
餌を散らかすことにより、餌の量が激減します。
餌切れにならぬよう、補充を欠かさないようにしましょう。
うちの文鳥は餌を撒き散らかす事無く、一粒一粒綺麗に食べます。
しかも、くちばしに付いて飛ばしてしまった餌をすぐさま拾いに行くんです。
飼い始めた当初はバラ撒きを懸念して蓋付きの容器も準備しましたが、結局使うこともなく陶器の小皿で上手に食べています。
初めて文鳥を飼ったので綺麗に食べるのが当たり前だと思っていましたが、かなり珍しいみたいですね(^ー^)