だいたい孵化してから1ヶ月も経てば、自然と挿し餌では餌を口にしないようになってきます。
しかし、多くの飼い主さんが挿し餌から卒業できないと嘆いています。
では、なぜこういった状況に陥ってしまうのかについて調べたいと思います。
ひとり餌にならない!のんびり屋の文鳥との付き合い方について
ひとり餌への移行がスムーズにいっている人には不思議で仕方がないように思えるかもしれません。
そこで今回は、ひとり餌に移行しない理由とその練習法について紹介していきたいと思います。
成長が遅いの?ひとり餌にならない文鳥は?
ひとり餌にならない原因として考えられるのが、あまりにもケージ内を清潔にしていることが挙げられます。
食べ残しの餌などがケージの隅にでも残っていれば、ヒナは自分で食べる機会を手にすることができます。
しかし、きちんとゴミ一つ落ちていない環境下においては、飼い主から与えられる以外の術を知らないまま大きくなっていきます。
手入れの行き届いた環境下では、餌を食べる際にヒナを過保護な状態にしてしまっているのです。
ですから、ケージ内の清掃をする際は、食べ残しを少し残したりするなど少しズボラなところがあっていいと思います。
ひとり餌になるようにしていく、練習法は?
これは、挿し餌と同時進行でひとり餌を取り入れていく方法です。
大切なことは、文鳥が一人で食べることに興味を持ち、その気にさせる環境作りを行うことです。
基本的に用意するものは5つで、ヒナ用のあわ玉、ホウレン草などの青菜、ボレー粉、殻付きの餌、水です。
カルシウムやビタミンの粒餌などを他に与えてもいいです。
ただし、ボレー粉は食べる際に失敗することが多いため、飼い主の在宅時だけにしておきましょう。
練習する際は、手のひらに乗せて近づけたり、床にバラまいたりして、ヒナが遊びの延長の中で興味を引くようにします。
ひとり餌だけだと不安な面もありますので、同時に挿し餌も行うようにし、ヒナが興味をもってきたら給餌の回数を減らしましょう。
まとめ
ひとり餌にならない文鳥は成長が遅いと言えますが、これは文鳥よりも人間の方に責任があるようです。
あまりにも整い過ぎた環境の中では、自分で食べるということを学ばないまま成長してしまいます。
挿し餌を卒業できないヒナは、給餌の方法を工夫して、楽しめるようにしてあげましょう。