鳥を追い払うために、「大きな音を立てる」と聞いたことがあります。
また、テレビなどでは、銃声で森の鳥達が一斉に飛び立つシーンを見ることがあります。
こうしてみると、鳥は一応に大きな音に驚く様ですが、都会に暮らす鳥は、騒音や工事現場の大きな音をいつも聞いています。
文鳥の様に飼われている鳥の場合は、どうでしょう。
調べてみましょう。
文鳥の聴力
文鳥の聴覚は、人間とほとんど同じということです。
ですから、人間の発する言葉のニュアンスをちゃんと理解しているというのです。
特に、「比較的高い音=周波数の高い音」を根気よく何度も聞かせれば、まるで本物の様に音真似をするほど、細かく聞き分けることができる様です。
文鳥が反応する音
文鳥は、「高い音」に対して「敏感=反応する」ということの様です。
- 車などのクラクション
- 金属音
- ビニール袋や紙袋を膨らませて、手で「パン!」と潰す音
- いきなり「わっ!」と大声を出す
- 高い声で鳴く鳥の鳴き声
・・・など。
ただし、日常的に聞かせていると、慣れてしまいます。
始めの数回はストレスを感じるのかも知れませんが、慣れてしまうと音がしていても眠ることもできる様です。
工場の事務所など、常に大きな音がしている場所でも飼われている個体もいて、健康で活発に暮らしている様です。
文鳥にとって音はストレスか
人間世界の普通の生活音なら、必ず慣れます。
聞き始めの時はストレスになるかも知れませんが、「あの音は、あそこから出ている」と一度理解してしまえば、文鳥にとって「日常」になるものです。
ただし、手乗りに育てるために、雛の内からお迎えした場合は、一通りの音に警戒感を示す様です。
ですが、それも目が見える様になるまでの間です。
目が見える様になれば、耳から入る情報のストレスよりも、目から入る情報のストレスの方が大きいということでした。
耳から入る情報の方が、目から入るそれよりも、早く慣れる様です。
まとめ
文鳥にとって初めて聞く音は、「警戒」にあたり、周囲を見渡して音の出所を探ります。
出所がはっきり分れば、次からは警戒が解かれ、日常になるということでした。
文鳥がよく反応する音は、周波数の高い音であり、低い音は、聞こえていない場合も少なくないそうです。
文鳥にとってストレスになるとすれば、「音」よりも「目」から入る情報の方で、そちらの方がずっと多いということでした。
調べによると、「大小の音が不規則に流れる方が文鳥としてはストレスを感じる様だ」とありましたそれは、それも個体差がある様で、結論付けるのは、難しい様でした。
人間が、「雛だから、小さいから」と気を使って静かな環境を用意することが多い様ですが、今回調べてみて、個人的な意見ですが、そんなに気を使わなくても良さそうだと思いました。
文鳥にとってストレス(恐怖や驚きなどを与える音)となるのは、カゴ飼いの文鳥であり、人間に心を開けない個体ほど、ストレスを抱える様に思えました。