換羽期は一見すると病気に罹ったように見えてしまうことがあります。
どんな兆候があるのかをあらかじめ知っておくと、それほど心配することもありません。
そこで今回は、換羽期に見られる兆候について調べてみることにします。
病気と見誤る換羽!なぜ元気がなかったり、下痢をしたりするの?
換羽期に特有の症状なのか、それとも他の可能性もあるのか考えることもたいせつです。
それを踏まえた上で、これから換羽期に見られる症状について話していきたいと思います。
放鳥しても飛べないし、元気がないのは、なぜ?
換羽中の文鳥は、正確には、「飛べない」のではなく、「飛ぼうとしない」のです。
それは、新しい羽を作ることに力を注ぐため、できるだけ体力の低下を防ごうとしているからです。
また、この時期はホルモンバランスが不安定なために、それまでよりも行動的でなくなるため元気がないように見えます。
私たちにできることは、そっと見守って、サポートしていくことだけです。
通常なら換羽期は春から初夏にかけてですが、環境によっては秋や冬にズレてしまうこともあります。
そんなときは、体力の消耗を抑えるために温度管理に努めるようにしましょう。
換羽の時期に、下痢をしてしまうのは?
換羽の時期だけではなく、下痢をすることはありますが、最も一般的な原因は水分の補給が過剰であることが考えられます。
栄養を補うために与えたボレー粉を食べ過ぎて引き起こされてしまうこともあります。
この場合は、換羽と関連する理由として大きなものと言えます。
その他に、体内に寄生虫がいたり、金属などの誤飲してしまったり、糖尿病や高脂血症などの病気の可能性も考えられます。
どうしても気になるようでしたら、鳥類を扱っている動物病院に行って、異常がないか獣医さんに診てもらって下さい。
その際はケージのまま連れて行くと、生活環境の上からもアドバイスをもらえます。
まとめ
換羽期の文鳥は、体力を温存しているために、元気がないように見えることもあります。
しかし、人間が関わることができるのは、給餌や温度管理だけです。
少し寂しい気もしますが、環境を整えることに徹して、スキンシップを控えるようにしてください。